結婚記念日と食べたものたち

 17, 2011 11:29
11月3日は、秋の結婚記念日でした。

夫くんが花束を抱えて帰ってきました。

P1100537.jpg


今回は花屋さんの時間に間に合ったようで、お仏壇のお花じゃありませんでした(笑


この日、何を食べたか覚えてないんですけど、デザートはしっかり記録に残っていました。

P1100538.jpg


FLOのフルーツタルト♪

タルトは甘みがスポンジ&生クリームのケーキより抑えめなので好きです。
フルーツの酸味もいいですしねぇ。
うちはみんな、それほど甘いものが好きじゃない方ですけど、これは完食しましたよ~。


しかし、花。

最初、花瓶にいけて、玄関に飾っていたのですが。

もう、ニケが興味津津で・・。


花瓶を倒されることも、いやだなぁと思っていたんですが、はっと思った。
百合が入っているじゃないですか!

百合って、猫には猛毒なんですよ。

それを思いだして、あわてて夫くんの部屋に花瓶を移しました。

あー、早く気付いてよかった・・・;;

おかげで、せっかく貰った花束は、毎朝水換えにちらりと見る程度で、先日枯れてあまり楽しむことはできませんでした。残念~。

でも、しょうがないですねぇ。

猫っ飼いには、草花は要注意ですもんね。夫にも言っておかなくては!


さて。

日頃、更新がマメじゃないので、書きたいことがいっぱいいっぱい溜まって、旬をのがしているんですが(笑

とりあえず、今回は、この頃食べているものたちをご紹介しようかなぁと。

まぁ、わたし、料理上手でもないし、手抜き主婦なので、お見せするようなものじゃないんですが、「今日のごはん」の参考にでもしてくだされば幸いかなっ。


まず最初は、ポークチャップ。

P1100583.jpg


野菜を買い忘れて、サラダが作れなかったので、漬物で緑を添えました・・(笑


お次は、鶏胸肉のきのこクリームソース。

P1100584.jpg
4.fc2.com/s/e/e/seekmome/P1100584.jpg" alt="チキンのきのこクリーム" border="0" width="416" height="312" />

最近、ダイエット中なので、鶏肉は胸肉とかささみを使うことが多いです。
クリームには、生クリームじゃなく、牛乳を使っています。
ちょっとでも!ヘルシーに!(笑



鯛の蒸し焼きあんかけ。

P1100586.jpg

先日、シリコンスチーマーを買ったんですよ~。
これ、本当に便利ですね!
野菜類を敷き詰めて、上に鯛を乗っけて、チン!しただけです(笑
あんかけは、酢豚よりも少し甘めのソースになっています。
家族にも評判がよかったですよ~。


デザートには、ワッフル。

P1100592.jpg

これは、成城にある、成城ワッフル 月の夢さんのワッフルです。
ワッフル専門店です。

最初、正直、不慣れな感じの女の子とおじさまがいらして、「このお店・・大丈夫かなぁ・・?」とか思ったんですが・・。
食べてびっくり、すごくおいしいんですよ~。
甘さも控えめで、ワッフルはふわふわで。
いやー失礼しました(笑
通販もあるようですよ~。
わたしはリピする予定です^-^


豚肉と小松菜のオイスターソース炒め。

P1100593.jpg


これも超かんたん。
豚肉を小麦粉でまぶして、小松菜とエノキと一緒にオイスターソースで炒めるだけ。
小松菜が少し少なかったかも・・(笑


海老カツ&メンチカツ。

P1100595.jpg

どっちがどっちか見ただけではわかりませんね(笑
エビは、小エビを丸ごと入れてあるので、ぷりぷりで美味しい^-^


ブリの照り焼き。

P1100598.jpg


今はブリが美味しい季節だし、結構安く売ってますね。
久しぶりに、ひじきが食べたくなったので、ふじっこのひじきの煮物を買ってきました。
いっつも思うんだけどー、豆の入ってない、ひじきのお総菜が欲しい・・(笑


ステーキ。

P1100600.jpg


来ました!手抜きの極め!(笑

ステーキって焼くだけですからねぇ。下ごしらえもいらないし。
いっつも言ってますけど、肉を常温に戻すだけがポイントですからね。出しとけばいいし(笑
ソースは市販の焼肉ソースです。
ちなみに、サラダも、スーパーでパックで売ってるサラダです。


トースト&ベーコンエッグ。

P1100601.jpg

もうねぇ~。
ものすっごく、バターたっぷりのトーストが食べたかったんですよ~。
それに、たっぷりの、イチゴジャム!
至福でした・・。

卵料理は大好物で、特に目玉焼きとゆで卵が好きです♪
ベーコンは、脂身少なめのショルダーベーコン。
しかし、これだけで、500キロカロリー超えちゃうのって、罪だよなぁ。
おまけに、野菜も摂ってないし(笑
スポンサーサイト
先日、ネイチャー誌に掲載された、神戸大学の戸田教授の論文の翻訳を依頼しまして、返ってきました。
是非、興味のある方はご一読下さい。
翻訳を依頼した夫いわく、「あまり良い翻訳では無い」とのことで、少々わかりにくいかもしれませんが・・。
mixiの筋ジストロフィーのコミュからもリンクをしておきます。


**********

短報

SVAレトロトランスポゾンによる病的エクソントラッピングと福山型筋ジストロフィーにおけるレスキュー

福山型筋ジストロフィー(FCMD、MIM253800)は、日本で最もよく見られる常染色体劣性遺伝性疾患のひとつであり、先祖の原因遺伝子へのSINE-VNTR-Alu(SVA)レトロトランスポゾンの挿入に起因することが明らかにされた最初のヒト疾患である1–3。FCMDでは、SVA挿入がfukutin遺伝子の3’非翻訳領域(UTR)に認められる。FCMDの発症機序は不明であり、有効な臨床的治療法はない。本論文では、FCMDの分子病態の基盤として、SVAエクソントラッピングによるメッセンジャーRNA(mRNA)の異常スプライシングが存在することを示す。定量的なmRNA解析により、FCMD患者の転写物で欠損している領域を正確に特定した。当該領域は、fukutinコード領域3’末端の一部、3’UTRの近位部分、およびSVA挿入部にわたる。これに対応して、FCMD患者およびSVAノックインモデルマウスにおけるfukutin mRNA転写物は、期待される長さよりも短かった。配列解析では、SVA中の強力なスプライス受容部位とfukutinのエクソン10のまれな選択的スプライス供与部位によって誘発される異常なスプライシングの発生が明らかになった。翻訳産物では、フクチンのカルボキシ(C)末端が欠損し、SVAがコードするアミノ酸129個が付加している。スプライス受容部位、予測上のエクソンのスプライシングエンハンサー、およびイントロンのスプライシングエンハンサーを標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチド(AON)の利用により、FCMD患者およびSVAノックインモデルマウスの細胞ではSVAによる病的エクソントラッピングが阻止され、正常なfukutin mRNAの発現とタンパク質産生がレスキューされた。また、AONによる処置は、-ジストログリカン(-DG)のO-グリコシル化や-DGによるラミニン結合など、フクチンの機能も回復させた。さらに、本研究では、他の疾患(高コレステロール血症4、中性脂肪蓄積症5)に関連するSVA挿入部におけるエクソントラッピング、ならびに新規遺伝子におけるヒト特異的なSVA挿入も観察された。このように、SVA中へのスプライシングは既知であるが6–8、本研究では、ヒトの疾患に関してSVAによるエクソントラッピングの役割を初めて明らかにするとともに、FCMDおよび他のSVA介在性の疾患に対する最初の根治療法としての、スプライシング調節療法の可能性を示した。

FCMD(出生34,000例中1例の発症率)は、筋・眼・脳病やWalker-Warburg症候群など、他の重症筋ジストロフィーと類似した表現型を呈する。いずれも、細胞質膜に固定された細胞外タンパク質である-DGのO-グリコシル化不全が認められる。O-グリコシル化が不十分な場合、ラミニンなどの細胞外マトリックスタンパク質と相互作用する-DGの機能が低下する9,10。そのため、FCMD、筋・眼・脳病、およびWalker-Warburg症候群は、「-ジストログリカノパチー(-DGpathy)」として分類され10、本疾患群に関してはこれまでのところ、有効な治療法が存在しない。SVAはヒト科特異的で、SINE(short interspersed sequence:短い散在配列)、VNTR(variable number of tandem repeat:種々の数の縦列反復)、およびAlu配列を含む複合的な非コード性のレトロトランスポゾンである。当該トランスポゾンは現在もヒトで活性を有し、多様性が認められるとともに、ヒトLINE-1によりin transに可動化される6,11–15。

以前の研究で著者らは、fukutin mRNA(エクソン10個、ポリA部位が2か所ありcDNAサイズは7.4および6.4キロベース(kb)、タンパク質はアミノ酸461個で計算上の分子量が53.7kDa)は、SVA挿入を有するFCMD患者におけるノーザンブロット解析では検出されないことを示した2。この発現低下の原因を検討するため、今回はFCMD患者由来リンパ芽球のfukutin mRNA全体について、定量的逆転写PCR(qRT-PCR)を用いて解析した。fukutinのタンパク質コード領域に相当するPCR産物、ならびに3’UTRの遠位部分(すなわち、SVA挿入部の下流)の配列を含むPCR産物は、SVA挿入のない対照に由来する産物と同様に大量に認められた(図1a)。しかし、3’UTR内に局在する配列に対応する産物は、対照に比し著しく少なかった。これらの結果から、また、SVAエレメント内の多数の3’および5’スプライス部位に関する既報6–8を踏まえ、fukutinのタンパク質コード領域の終末端とSVA挿入部の間のどこかで異常なスプライシングが起こっているとの仮説を立てた。

次いで、発現低下が認められた領域に隣接するプライマーを用い、長距離RT-PCRを実施した。FCMD患者では、単一の3kbのPCR産物が検出され、それは正常対照で認められた5kbの産物よりも短かった(図1b)。この結果は、FCMD患者の数種の組織で一致した(補足図1)。ゲノムDNAを対象としたPCRでは、対照産物の5kbに対し、FCMD患者で生成されたは産物は8kbであった(図1b)。FCMD患者のcDNAに由来する3kb産物の配列解析により、あるスプライシングの発生が明らかになった(補足図2)。この事象では、最後の翻訳エクソン(エクソン10)の中では、本来の終止コドンから116塩基対(bp)上流の位置に、新たなスプライス供与側の切断点が生じている。その位置のまれな選択的供与部位は、挿入SVA内にある選択的受容部位により活性化されるとともにトラップされ、その結果、余分かつ異常なエクソン配列(エクソン11)が生成されている(図1c)。受容側の切断点は、SVA挿入部開始点から274bp下流の、agとTCの間にある(図1c)。当該受容部位については、SVAスプライシングに関する既報6,7には記述されていない。この受容部位の位置に先行し、SVAエレメントの5’末端にはピリミジンに富んだ配列として、枝分かれ部位が生じやすい可能性のあるSVA (TCTCCC)41ヘキサマーが続く。新規受容部位の約70bp下流には、予測上のエクソンスプライシングエンハンサーがある。著者らは、SVA挿入を保持したfukutin構築物を導入した培養細胞において、上述の異常なスプライシングの発生は、受容部位結合部のAGをGGに置換することにより避けられることを確認した(補足図3)。シクロヘキサミド処理によってfukutinの発現は変化しなかったことから、転写物はナンセンス変異依存mRNA分解機構の影響を受けないことが示された。影響を受けない理由は、当該エクソントラッピングが最終エクソン内で生じ、新規終止コドンが新たな最終エクソン‐エクソン結合部の下流に存在するためと考えられる(補足図4)。

著者らは最近、SVA挿入を含む(Hpアレル)または含まない(Hnアレル)ヒト化fukutinエクソン10を保持するノックインマウスを作製し、複合ヘテロ接合体(Hp/-)を獲得するため、fukutinノックアウトマウスヘテロ接合体との交配・繁殖を行った16。ホモ接合体(Hp/Hp)および複合ヘテロ接合体(Hp/-)のノックインマウスは、ヒトのFCMDアレルを表している。これらマウスでは、骨格筋において-DGの低グリコシル化、すなわち-DGpathyの最も重要な特徴が認められる16。Hp/Hpマウスの種々組織を対象とした定量的RT-PCRでは、ヒト患者で見られた場合と同一の異常なスプライシングパターンが明らかになった(補足図5)。ノーザンブロット解析により、FCMD患者では予想サイズ5.6および4.6kbの異常なスプライスを受けたfukutin mRNA種が検出され、正常対照では7.4および6.4kbのfukutin mRNAが認められた(図1dおよび方法)。同様の結果が、ノックインモデルマウスでも示された(図1eおよび補足図6a)。FCMD患者とノックインモデルマウスで一貫した結果が得られたことから、FCMDの病態の基盤にはスプライシングの異常が存在すると結論づけられる。

異常なスプライシングにより本来の終止コドンは失われ、新たなエクソン11の5’末端から388bp下流の位置に別の終止コドンが形成されている(図1c)。予測タンパク質は、フクチンC-末端のアミノ酸38個を欠き、代わりにSVA配列由来のアミノ酸129個を含む(補足図7)。内因性フクチンは量が少なく検出が難しいが、本研究では免疫沈降後にウエスタンブロット解析を実施することにより、ヒトおよびマウスで、フクチンの正常型と異常型のいずれも検出・確認できた。FCMDにおけるフクチンの異常タンパク質は、予測された移動度シフトを示した(図2a~cおよび補足図6b)。

正常および異常なスプライシング状態のfukutin cDNA構築物をホ乳類細胞株に導入した。正常フクチンはゴルジ装置に局在したが、フクチンの異常スプライシング型タンパク質の局在は完全に、ゴルジから小胞体に変化した(図2dおよび補足図8)。さらに、C-末端のアミノ酸38個を欠損するfukutin構築物に由来するタンパク質も誤って小胞体に局在することが示され(図2dおよび補足図8)、フクチンのC-末端ドメインはゴルジへの局在のために重要であることが示唆された。すなわち、当該ドメインの障害が、FCMDにおけるフクチンの機能不全をもたらしている可能性がある。FCMDは常染色体劣性遺伝性疾患であり、SVA挿入のヘテロ接合体保有者は無症状であることから、上述のタンパク質の誤った局在に毒性はないものと考えられる。

次いで、SVA挿入による他の疾患6でもエクソントラッピングが起こるのか検討した。常染色体劣性遺伝性の高コレステロール血症(ARH)患者では、2.6kbのSVAがLDLRAP1遺伝子のイントロン1内に挿入されている4。また、無症候性のミオパシーを伴う脂肪蓄積症(NLSDM)の患者では、PNPLA2遺伝子のエクソン3に1.9kbのSVA挿入が認められる5。著者らは、これらの患者の線維芽細胞では、異常なスプライシングを受けた産物がSVAエクソントラッピングにより誘導されることを示した(図1fの左および中央のパネル、ならびに補足図9および10、補足表1)。これら患者由来の線維芽細胞をシクロヘキサミドで処理すると、遺伝子発現が上昇したことから(補足図9aおよび10a)、SVAトラップされた転写物はナンセンス変異依存mRNA分解機構の影響を受ける可能性6,17が示唆された。ヒトゲノムにおいてFCMDと同じスプライス受容部位が関与する同じ事象に関して検索したところ、ヒトの第4染色体上に、SVAエレメントで誘導されるスプライシングを受けた転写物を意味する2種の発現遺伝子配列断片(DA436529、DA060755)が同定された。ある小さな遺伝子の中にヒト特異的SVA挿入部(AB627340)にエクソン化が見出された(図1fの右パネルおよび補足図11)。この小さな遺伝子におけるSVAのヒト特異的エクソントラッピングは、ヒトの進化や発生に影響する可能性が考えられる。

fukutin遺伝子のFCMDアレルは、完全なタンパク質をコードする配列を含んでいることから、その全長タンパク質の翻訳をAONによるスプライシング調節で回復させることにより、FCMDは治療され得る可能性が考えられた。各種細胞株で有望な標的配列を同定するため、fukutin mRNA前駆体のスプライス受容部位(A1~A3)、スプライス供与部位(D1~D5)、およびエクソンスプライシングエンハンサー部位(E1~E4)を標的とする25merの2’-O-メチルホスホラミダイト(2’OMePS)AONを作製した(補足図12)。AONを様々な種類の細胞に導入し、正常なmRNAプロセシングの回復と本来の終止コドンの復活について評価した(図3a)。A3処理およびE3処理細胞では、SVA由来スプライシングの強い抑制が認められた。A3、E3、およびD5(AED)を併用した場合に、fukutin mRNAの回復は最も大きく、正常対照の40%を超えるレベルに達した(図3a)。D5配列は、異常なイントロン配列内(正常なfukutinではエクソン10内)にある予測上のイントロンスプライシングエンハンサー部位と重複している(補足図12)。

オクタ‐グアニジンモルホリノ・オリゴヌクレオチド(vivo-morpholino、VMO)18 AED混合物をノックインマウスの骨格筋局所に注射し、正常にプロセシングを受けたmRNAの回復の割合を算出することにより治療効果を評価した。AEDを注射したHp/HpマウスおよびHp/-マウスの前脛骨筋および腓腹筋では、対照VMOを注射したマウスの場合に比し、正常化したfukutin mRNAの量が有意に増加した(図3bおよび補足図13)。Hp/Hpマウスの骨格筋の注射部位組織で、フクチンのタンパク質としての回復を評価した。復活した正常mRNAの有意な増加と一致して、フクチンの正常タンパク質もレスキューされた(図4a)。AED注射したHp/-マウスにおいて-DGのグリコシル化を検討した結果、予測上小さなサイズとなるグリコシル化不全の-DGは量が大きく減少し、正常サイズの-DGが増加した(図4b)。グリコシル化-DGのシグナル強度は明らかに増加するとともに、-DGコアのシフトが観察され、レスキューされたフクチンは機能的であることが示された。ラミニン重層試験では、-DGのラミニン結合能が顕著に上昇し、-DG機能の回復も示された(図4b)。次いで、AEDの全身投与について、Hp/-マウスへの静脈注射により試験した。全身投与でも、AED注射マウスでは正常グリコシル化-DGの回復が認められた(図4c)。

ヒトリンパ芽球および筋管をVMO AED混合物で処理したとき、ノックインマウスにおける結果と同様、スプライシング異常の是正が達成された。正常化したfukutin mRNAは、正常対照の50%以上のレベルに回復した(図3c)。発症していないFCMD保因者で正常fukutin mRNAは50%程度であることを踏まえると、これは十分な回復であると考えられる。最後に、FCMD患者の細胞において、フクチンタンパク質と-DGのグリコシル化の回復を試験した。AED処理したリンパ芽球におけるフクチンの正常なタンパク質発現のレスキュー(図4d)のみならず、AED処理した筋管では正常グリコシル化-DGの回復が観察された(図4e)。免疫蛍光染色によってもグリコシル化-DGの著しい増加が示された(図4f)。ラミニンクラスタリング試験では、-DGpathyで特徴的に欠落しているラミニンクラスタリング能の上昇が認められた19(図4f)。以上のデータは、AEDによる処置で正常フクチンが効果的にレスキューされることを示しており、fukutinの異常スプライシングに関する結果を裏付けるとともに、FCMDの初めての治療法としてスプライシング調節療法の可能性を提起している。FCMDの神経細胞移動障害を治療するためには、出生前の対応が必要な場合があるが、現在、倫理的および技術的な理由でそれは困難である。しかし、筋肉症状を改善するだけでも、患者ならびに家族の生活の質は大きく向上すると考えられる。

レトロトランスポゾンはヒトゲノムのほぼ半分を占める20。多くの報告では、ヒトの健康や疾患に対するレトロトランスポゾンの寄与として、プラス面とマイナス面が取り上げられている21,22。SVA挿入は、FCMD、ARH、およびNLSDMの原因因子であるほか、遺伝性楕円赤血球症、X連鎖無ガンマグロブリン血症、神経線維腫症2型、およびX連鎖ジストニア‐パーキンソン症とも関係があるとされている12,23–26。このような疾患は、SVA挿入によるゲノムの欠失、mRNA発現の低下、または隣接するエクソンのスキッピングで起こることが示唆されてきた17,22。最近、SVAスプライシングが、ヒトゲノム全体におけるSVA内の3’スプライス部位の活性化、また、遺伝子の転写の制御、エクソントラッピングによる選択的スプライシングの発生、あるいは中途終止コドンの誘起によって、同種内および異種間で変異を生成することが示唆されており、実際に実験で示された6。著者らの知見は、ヒト疾患におけるSVA機能の重要性を強く示すとともに、SVA誘発性の疾患に対する根治療法の可能性をスプライシング調節療法によって裏付けた。AONは、癌27、感染症28、Duchenne型筋ジストロフィー29,30におけるスプライシング調節療法のために、最も有望かつ実際的な候補化学物質のひとつになっている。本研究は、FCMDでAONのfukutin機能レスキュー能を実証することで、FCMDや他のSVA介在性疾患の治療におけるAONの新規な臨床的役割を示すとともに、一方で、ヒトの進化、発生、および疾患に対するSVAの影響について新たな洞察をもたらすものである。

方法の要約
AON処理では、25merの2’OMePS(GeneDesignおよびInvitrogen)とオクタ‐グアニジンモルホリノ(VMO、Gene-Tools)を使用した。ノックインマウスの生産は既報16に準じた。

方法の全体および関連する引用文献は、www.nature.com/natureの本論文のオンライン版で利用可能である。

2010年9月16日受領、2011年8月12日受理


図1 | FCMDでは、SVAレトロトランスポゾンの挿入は異常スプライシングを誘発する。a:リンパ芽球におけるfukutin mRNAの種々領域の発現解析。灰色の棒グラフは、FCMD患者におけるRT-PCR産物の正常対照との相対比。x軸の数字は、fukutin中の正方向および逆方向の両プライマーのヌクレオチド位置。エラーバーは標準誤差。b:発現低下領域(ヌクレオチド位置1,061~5,941)に隣接するプライマーを用いた長距離PCRにより、FCMD患者のリンパ芽球cDNAでは3kb(開矢印)、ゲノムDNAでは8kb(塗りつぶし矢印)のPCR産物が検出された。正常対照では、cDNAとゲノムDNAのいずれにおいても5kbのPCR産物が認められた。8kbのバンドが薄いのは、おそらくVNTR領域がGCリッチ(82%)であるためである。c:FCMDにおけるゲノムDNAおよびcDNAの説明。黒矢印と白矢印は、正方向と逆方向の配列決定用プライマー。FCMDのイントロン配列を小文字で示す。本来の終止コドンは赤色、新たな終止コドンは青色とした。d, e:ヒトリンパ芽球(d)およびモデルマウス(e)におけるfukutinのノーザンブロット解析。FはFCMD、Nは正常対照。野生型マウスのfukutin mRNAは、6.1kbのサイズで検出された。骨格筋(左)と脳(右)のいずれにおいても、Hp/Hpマウスではより小さく異常なバンドが認められた。WTは野生型、HnはHn/Hnマウス、HpはHp/Hpマウス。f:ARH(LDLRAP1、左)、NLSDM(PNPLA2、中央)、ヒト(AB627340、右)におけるゲノムDNAおよびcDNAの説明。

図2 | FCMDにおけるフクチンタンパク質の異常。a~c:ヒトリンパ芽球(a)、Hp/Hpマウス由来の骨格筋および脳組織(b)、並びにFCMD患者由来の脳組織(c)におけるフクチンの免疫沈降解析。塗りつぶし矢印は異常フクチン、Nは正常、FはFCMD患者由来検体、HnはHn/Hnマウス、HpはHp/Hpマウス、PIは免疫前血清、DはDuchenne型筋ジストロフィー患者。d:フクチンの細胞内局在。上段は正常型、中段はスプライシング異常型、下段は欠損型。抗FLAG抗体(左、フクチン検出)、抗GM130抗体(中央、ゴルジマーカー、上段)、および抗KDEL抗体(小胞体マーカー、中段・下段)で染色し、重ね合わせた(右、DAPI染色済)。スケールバーは10m。

図3 | AON混合物は、正常fukutin mRNAをレスキューする。a:正常fukutin mRNAの回復を評価するために設計した3種のプライマーによるRT-PCRの略図(上段)。黒矢印は、共通のfukutinコード領域上に位置する正方向プライマー、暗灰色矢印は、異常なRT-PCR産物(161bp)を検出する逆方向プライマー、明灰色矢印は、復活した正常なRT-PCR産物(129bp)を検出する別の逆方向プライマー。各AON単独で、または混合して処置したHp/Hp ES細胞における結果(下段)。FはFCMD、Nは正常検体。b:VMO処置したHp/HpおよびHp/-マウスにおける異常スプライシングからのレスキュー。前脛骨筋にAED混合物を局所注射した(n=3)。Dysは陰性対照。c:FCMD患者のVMO処置したリンパ芽球(左、n=2)および筋管(右、n=2)における異常スプライシングからのレスキュー。y軸は正常mRNA回復の割合(%)を示す(*P<0.01、Studentのt検定)。TAは前脛骨筋。エラーバーは標準誤差。

図4 | AON混合物による処置は、正常フクチンタンパク質および-DG機能をレスキューする。a, d:FCMDモデルマウス(a)およびFCMD患者リンパ芽球(d)におけるVMO(AED)局所処置後のフクチンの免疫沈降解析。矢印は正常フクチン、Lは左脚の前脛骨筋、Rは右脚の前脛骨筋、Dysは陰性対照。b, c, e:局所(b)または全身性(c)AED処置後の前脛骨筋とFCMD患者のAED処置リンパ芽球(e)について、抗-DGコアタンパク質抗体(1段目)および抗グリコシル化-DG抗体(2段目)を用いたウエスタンブロットで、また、ラミニン重層試験(3段目)で解析した。4段目はβ-DG(内部標準)。f:ラミニンクラスタリング試験。左は抗ラミニン抗体、中央は抗グリコシル化-DG抗体、右は重ね合わせた像。上段は、対照VMOで処置した正常な筋管、中段は、FCMD患者の対照VMOで処置した筋管、下段は、FCMD患者のAEDで処置した筋管。

呼吸器

 10, 2011 11:55
10月の終わりに、先日から申請していた、息子の吸引機と吸入器が届きました。

吸引機は、息子が思春期の頃、体調が思わしく無い日が続いたときに、購入を検討していたのですが、その後回復し、調子が良くなったため、先送りになっていたものでした。

でも、ここ数ヶ月、ちょっと痰が絡むことが増えて、排痰も厳しくなってきたので、購入に踏み切ろうと主治医に相談していたら、看護士さんから「景くんの難病指定の証書で、申請できるんじゃない?」と教えていただいて、問い合わせしたところ、医師の診断書を提出し、それが認められれば貸与されるということで、さっそく申請してみたら、すぐに認可されました^-^

「吸引機が届くよー!」と、息子にも、通所の職員さんにも言っていて、「良かったですね~、届いたら、持ってきてくださいね!」と職員さんに言われ、さっそくそのつもりで準備していました。
と、いうのも、先日の震災の影響で、万が一の電力不足などに備え、吸引機を使うひとは、自宅から吸引機を充電して、持参するのが決まりになっていたんですよ。

で、無事に届いたのです・・・が・・・・。


P1100494.jpg



でかくね?


えっと、イメージしてた吸引機と違うんですが?


イメージしてたのは、こんな感じの吸引機(携帯用)なんですが・・・。
↓画像お借りしました。

0000001848.jpg


あれ・・?

他所のお子さんたちが持っているのも、上のイメージしていた吸引機なんですけど。
それを、車椅子に引っ掛けて、みんな持ち運びしているんですけども。
うちの・・。


でかくね?


しかも、アダプター式だし。携帯できないし。


「えっと・・この貸与のは、全部、このサイズなんですか・・・?」と、来ていただいたフランスベッドさんに聞いてみると
「はい、そのようになっております!」とにっこり。


あれぇ?


ついでに、吸入器も届きまして(必要あるか不明だったんですけど、主治医が必要だっていうから)

P1100497.jpg


でもまぁ、これは便利そうですけど、サイズも普通だし、持ち運びするものじゃないし・・。


でも、吸引機。

なんども言うけど、でかくね?(10キロちかくある)


おかしいなぁ???みんなのと、なんでこんなに違うんだろ??

そう思いつつ、息子のお迎えをしたときに
「吸引機、届いたんですけどー」と職員さんに言うと
「おお~よかった!じゃぁ、さっそく明日から・・」
「いやそれが・・・」
「?」
「すごく大きくて・・」
「え?」
「持ち運び・・出来ない(笑」
「もしかして、アダプター式?」
「なんですよ~~~~~~!」
「えええ、なんで、そんなのが来ちゃったんですか?!」
「わかんないんですけど!!」

ふたりで頭を抱えました(笑


この、吸引機をみながら夫に
「なんかさ、うち、まるで障害者がいる家庭みたいだね」と言ったところ
「がっつり居るし。」といわれましたが。

うん、そうなんだけど。

そうなんだけどーーーーーー。


結局、よくよく調べてみたところ、この大きな吸引機は、都の難病指定(筋ジストロフィーは、都の難病指定です)の患者さんに貸与されるもので、みんなが持ってる携帯式の吸引機は、障害者手帳とか、呼吸障害とかの患者さんに助成されているものだということが分かりました。
つまり、申請する窓口が違う。

そんな仕組みになっていたとはーー。


それで、とりあえず、この大きな吸引機を使いつつ、携帯用の吸引機を手に入れなくては。と、思い、さっそく、そちらの窓口の方に出向いて見ました。

いつもお世話になっている担当者さんが来て、その話をすると、パソコンに向かいながら
「う~ん。景くんちはねぇ・・・ちょっと・・・お父さんが頑張っちゃってるからぁ~」

は?

「収入、制限があるんですよー」

あぁ・・・・。


つまり、助成されるためには、収入がいくらいくら以下で、いくら助成される。とか、決まってるんですね。

そこで担当者さんと二人で表を確認したところ、我が家は、5000円くらい助成されると言うことがわかりました。


だいたい、携帯式の吸引機は、8万弱するんですね。
そんで、その吸引機を取得するために、医師の診断書が必要なんですが、その書類に1万くらいかかるそうで。

つまり。
全然助成されないってことでした。

8万か・・。胸が痛い・・。


医療機器とか福祉用具って高すぎるよ。


しかし、とりあえず、購入の方向で考えないとなぁ。


節約しなきゃ!!

WHAT'S NEW?