涙の数だけ

 10, 2017 15:47
「涙の数だけ強くなれるよ」って歌があるじゃないですか。
実はよく知らない歌なんですけど、よく耳にするので、「涙の数だけ強くなれるよ、アスファルトに咲く花のように」という、このサビ?の部分だけは知っています。

それで、普段はこの歌のことを思い出すことも、口ずさむことも無いんですが、先日、ふと、「あぁ、まさに・・・」とか思う朝があったんですよね。

実は、先日夫が入院しまして、あ、もう退院しましたし、重大な病気ではないのでご心配頂かなくて結構なんですが、というよりも、むしろわたしを心配して!!という、思いっきり自己アピールする日記を書くつもりなので・・。

そう、夫が入院して、まぁもちろん夫の症状も心配ではあったのですが、何年か前も同じことで入院していまして、それより症状が軽めだったので、数日で退院できるんじゃないかなぁ・・?という予想もあって、可哀想だけど、それよりも・・・、息子のお世話どうすんの???!!ってことの方が、わたしにとって切実な問題だったのでした。

ひどいかしら。。。。。


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で、今までもブログに書いていますが、息子は今40キロなんですね。
立つ、あるくはもちろん、座ることも支えが無いと出来ませんので、いわゆる全介助になるんです。
例えば車いすからベッド、その逆も移動するときは、息子を「お姫様抱っこ」しなくちゃいけない。
さらに言えば、一般的なお姫様抱っこをするときは、抱っこされる方も首にしがみついたり、何か協力をするものだと思うんですが、そういうことももちろん無理なので、落とさないように持ち上げる注意も必要で、アラフィフの日ごろ運動もしていないおばはんが持ち上げるには、結構な気力と努力がいりますが、まぁ、なんとか、やっとやっとってレベルでの介助になるんです。

わたしが息子を抱きかかえて介助するのが、今のところ週に5回くらい、1日1回くらいなんです(土日は夫がしてくれるので)
通所施設から帰宅して、リハビリやマッサージ、おむつ交換などのために、車いすからベッドに移し替えるのがだいたい1日1回あるんですね。
で、それくらいは、わたしも苦も無く・・・・いや、嘘です(笑)
大変は大変ですが、こなせなくないので、できなくないので、やるんです。
それで、これくらいだと、ダメージとしては、それほど大きく無いんですよ。
よほど疲れているとか体調が悪いなんて日は、実は持ち上げることも出来なかったりするんですけど、とりあえずそこまでひどい状態のことって滅多にないのでね。

だから、わたしにとって、毎日1回のお姫様抱っこはそれほど厳しいことではない、土日は休めるし。
でも、夫がいないということは、朝、夜がそれに加わって、土日も追加されて、さらにですね、夜中の寝返りですね、これも毎日追加されるわけです。
ここでもうひとつ言わせていただくと!
寝返り介助って結構大変でしてね、眠いのはもちろんのことですが、うちの場合、体を持ち上げて反対向きにしてあげる必要がありましてね、わたしは手前には息子を寝返りさせられるんですが、反対側に寝返りをさせることが、すごくすごく難しいんです。
出来なくはない、ええ、出来なくはないですよ?!
ぜーぜーはーはー、胸がどきどき、頭くらっ・・・・の状態になりますが、出来なくはないですよっ?!
普段はそういう状態を分かってますから、夫が寝返りはさせてくれるんですが、それも加わるとなると、正直、できる自信が無かったです。

それで翌日に、福祉事務所に電話をして、担当者さんと緊急でショートステイが出来ないかの相談をしまして、本当にいろいろと尋ねまわってくださったんですが、結果として、どこにも預けることが出来ず、ヘルパーさんを増員してなんとか乗り切ることになったんです。
いつもお願いしているヘルパーさんの事業所と相談して、朝晩の介助に入っていただけることになったので、あとは、普段と同じ1日最低1回の移乗と、土日と夜中の寝返りをなんとか乗り切ること・・。
土日は朝晩ヘルパーさんが入ってくださったので、日中の2,3回ですかねちょっとプラスですけど、そこの介助もお願いすると、時間の制約ができてしまうこともあって、もしかして不便かなぁと思い、そこはお願いしませんでした。

でね!

年末年始、夫のお母さんがあまり体調が良くなかったこともあって、夫が実家に帰省してたんですよ、2泊3日。
みんなで行けば一番良いんですけど、新幹線の車いす席って予約を取るのが結構大変で(なんか、システムが変わったとかで)しかも年末年始ですからね、まぁ無理だろうと言うことで、わたしたちはお留守番をしてたんです。
それで、やっぱりヘルパーさんに朝晩とかをお願いして過ごしたんですけど、3日で「あ、限界だこれ」って思ったんですよ。
腰も腕もパンパンで痛くて痛くて、毎日寝不足になるし、なんだか忙しいし。

それでやっぱり今回も3日目に「限界」を感じたんですね。
まぁ、夫が入院したのが木曜日の夜でして、うちの息子は金曜日が通所をお休みする日なんですよ、なので、金、土、日の3連休、つまり年末年始と同じ進行。
「あー、やっぱり3日なんだー」とか思いました。
どう限界かっていうと、すごく体が痛いんです。腰もパンパンなんですが、わたしの場合腕がすごく痛かったです。
右腕の肘の下内側あたり。
抱っこの時ね、その部分に、息子の頭を乗せるんですよ。頭ってね、すごくすごく硬くて重いんです。

それでも、早ければ火曜日に退院できると聞いていたので、月曜日になれば通所に行くし、その間に少し眠れるかも、とか思って過ごしてたんですけど(結局1日3時間くらいの睡眠だったのかな?)なんか娘が明後日の面接でスーツが必要とか言い出して、慌てて娘を連れて洋服屋に駆け込んだり、息子は息子でネガティブモンスターになっていて、書いてもなかなか伝わらないけど、すごく、地味にいやなことを言い続け、わたしのストレスはピークに。
そして胃痛が起こって、吐き気もしてきて、そのせいで精神的ダメージもアップしたようで、辛くて、辛くて、夫の見舞いにいく車の中で涙がぶわーーーっと溢れてきたんです。

その時に、昔の友達が「女の人は泣くから強いんだって」と言ってたことを思い出し、そういえば、ストレス物質って涙の中に溶けて流れ出すって言ってたなぁって思って、じゃぁ、今泣いた分の中にストレス物質が溶けて流れただろうから、その溶けて流れた分、また頑張れるってことか。と思ってね。
うん、まだわたし、頑張れるわ。大丈夫だわ、って気を取り直したんですよね。

なのに、見舞いに行ったら退院の日が最低でも1日延びたという話を聞き、また胃痛が激しくなり、
よろよろしながらお弁当を買って帰宅して、思いっきりお腹を下して、自律神経のお薬を飲んで、息子に食事させ、ヘルパーさんに寝かしつけてもらい、リビングのソファでぼーっとテレビを眺めていたら、またベッドから息子のネガティブトークが始まり。
最初は流していたんだけど、あんまりにも続くので、「あのさぁ。。。。」「こういう時助け合わないでどうするの?家族じゃないの?家族なら協力しあうもんじゃないの?疲れてる人にストレス与えてどうすんの?」と言って「わかってくれないかなぁ・?!」と声を大きくして言うと、息子が黙って、少ししてから「うん、わかった。ぼく、協力するね」って言いました。

ネガティブトークの時に、やめて欲しいとか、こう考えたら?とかいろんなアプローチをしてきたけど、それではまったく息子の心に届かなかったから、そういう感情になってしまったら、モヤモヤが吹っ切れるまでコントロールは出来ないのかなぁって思ってたんだけど、むしろこう、自分の役割がはっきりとわかると、いろんなことを考えられるのかなぁ?って今回思いましたね。
それは、収穫でした。

そして夫が退院し、その日の午後に息子の通う施設の親の会があって、役員なので参加してきました。
他の役員さんが「大変だったわね~~~!」と言ってくださって「ええ!本当に大変でした!体力は3日で限界なので、あとは精神力で乗り切りました!」

今回は、福祉事務所の担当者さんや、ケアマネさんが本当にいろいろと考えてくださったようで、いつも本当にお世話になっているのだけど、あらためてありがたいなぁって感じました。
もちろん、介護事業所のヘルパーさんたちにも感謝なくして過ごせない!
ヘルパーさんに来ていただくと、息子もすごく安心するんですよね。
今回のことで、違うことにも気づいたので、それはまた今度かな。

しかし・・・。


こういう緊急時の対応が出来ないというとは、本当に当事者は死活問題なんじゃないのかなぁ。
受け皿が少なすぎるんですよね・・・・。
特に医療ケアがあると、普段のショートステイも近くには無くて、遠くまで行かないと。だけど、どこもいっぱい。
待機児童のことなんかは、今動きつつあって目標も見えてきているみたいだけど、待機高齢者(老人ホーム入居待ちのね)、待機障がい者(入所施設待ち)のこともお忘れなく・・・。
あと、一番欲しいのは、今回のことみたいな「緊急時の短期入所」
みんな困ってる。

わたしも今回もだけど、何年か前、自分が救急車で運ばれたことがあって、入院だと言われたけど息子の預け先が無かったから帰ってきたことがあった。
そんな話し、珍しくなく聞くんだもの。

今度、世田谷区の梅が丘の大きな病院の跡地に、福祉の複合施設が出来る予定だけど。
そこに、なんとか、緊急のベッドを・・・。
医療ケアのあるひとでも受け入れてもらえるベッドを・・・。
みんな、切に望んでる。



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